あるとき夜空を見上げたら、
端のない黒い紙になっていって、
そこからじんわり、
文字がやってくる。
あ、い、う、
黒い紙の中で、
手を広げると、
文字がスピードスターみたいに、
ヒュンヒュン飛んできて、
何かのカタチになっていった。
そのカタチは、
言葉だった。
その言葉は、
ときに光って、
たまに意味がないようにみえて、
生きてるように、
どこかに行ってしまう。
グズグズ
崩れていく。
下の段にある文字と文字が
ひっついたり、
消えたりして、
遊んでいるようにみえる。
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