種からはじまる。


村には、たまごがすんでいて、
成長するたび、
個性的なヒビの模様がついていく。

4

ヒビがはいると、
ときどき、痛んだり、
ときどき、涙がこぼれたりする。

3

だけど、ぼくたちは幸せなのさ。

今、じぶんが卵であること。
卵から孵ることが夢なんだ!

2

たまごから孵ったとき、
みんなが喜んでくれる。

それが、どんな花でも、ヒヨコでも、
光なんだ。

1

光は、ずっと光ってない。
暗い影の中で光ることだけが、
役目じゃないの。

5

誰かの光をみることも、ひかり。

また、種がうまれて、
ひかりはめぐる。

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