『個展はただ作品を観てもらう(観に行く)場』
と考えてる人多い。
(仲良しアピールしたいと考えてる人の写真)
ぼくの<個展>は、
『おもてなし×実験の場』と考えてる。
作品を観てもらうことを通して、
<おもてなしする。>ということ。
見やすくしてみたり、
ものがたりのキャプションをつけてみたり、
写真OKだったり、お茶菓子やお話する。など。
至るところまで、
出来る限りの楽しめる要素や、気遣いを。
と常に思ってる。
だから、会期が近づくと、荷物も比例して多くなるし、
何度もチェックしながら、導線のイメージトレーニングが開催される。
始まる頃には、
ぼくのイメージのほうが感動する程にイメージする。
(1番最初のイメージ段階。)
「ここが手薄す感あるなーこれをバランスよく、、」
「もうちょい楽しめる工夫はできないかな」
と。
これが毎日になる。
改善点は毎度見直すし、媚びてもいけないと考えてる。
なんにしても、お客さん中心でコトは運んで、
おもてなしに全力を注ぐ。
おもてなしの結果、
①上手くいった点
②もっと改善できる点
③新しい点
にあてはめていって、
どこの個展でも、
<何か新しい要素を1つ入れる>これが実験にあたる。
今回の、【ヤマグチヨウスケとフィリピンものがたり】の実験要素は、<入場料が夏服>という点。
パっとみは、支援。
実験的テーマは、
<日本国内は人口の10倍の服があるらしい。
これを分散、循環できるか?それもどの人も楽しくhappyに!>
ということ。
導線はこういうイメージ。
①「着なくなった服もらってくれるの〜〜?しかも役に立てるなんて嬉しい!
さらに絵も観れるなんて!楽しい!ありがとう!」
↓
②「服くれるの?ありがとう!嬉しい!これでみんな仕事ができる!」
↓
③「わー!この服ほしかったの!買ってもいい?うれしー!」
↓
④お金になったり、食べ物になったり、必要なものに変わって
みんなが喜んでる。循環がはじまって。
↓
⑤「今度は服をくれたようにバナナを誰かにもらってもらって、、、」
と、こんな感じで経済も、happyも回るイメージなのだ!
③から④は、これでもいいと思う。
<服を、海の水を飲み水に変える装置とトレード。>
考えるだけで、オモロすぎる!
きっかけは、ピン!ときて、「ええや〜〜ん!」からはじまるけど、
ぼくは、とにかく「考える」のが好きなのだ。
人間の最大の特徴、「考える生き物」。
ぼくはそれだけで、人間を選んで生まれたような気さえする。
誰もやってなくて、参考にするものがない。
だから、考えまくる。ワクワクする!
理由と結果から、新しい何かが生まれて、
また、考える。
これをさらに作品(絵)に生かして、また新しい<おもてなし×実験>を繰り返す。
こうやって個展を作っていく。
他にもいろんなことを変えてみたりするし、
実験なのだから、上手くいかないときもある。
でも、みんなといっしょに作れれば、上手くいってないことすら楽しいピースになる。
そこまで考えて、個展は1つの作品になっていく。
観るという体験を、
もっと深堀りできたらいいな〜っと常に考えてる。
大掛かりでなくても、
できることからコツコツが大切。
『ヤマグチヨウスケの絵とフィリピンものがたり』
札幌!8月28日(火曜)〜9月2日(日曜)!
入場料は、夏服!
(※服がない場合は、1円〜!お好きな額をお支払いください。)
夏服は、フィリピンのスラムの村に届けます。
山口陽介の原画展示にプラス、
フィリピンの活動ショートムービー上映や、写真展示。
がお楽しみ頂けます。