水のせい


 
<ものがたり> 

むかしむかし、あるところのすごく広い平野に、

一個のいのちの芽がありました。
 

遠い街からやってきて、毎日、

その芽を大事に育てている人がいました。
 

芽は、その想いに答えたくて、

背伸びしながら、

一生懸命、水の神様を呼びました。
 

水の神様は、

いのちの源なんだけど、

とても気まぐれで、ときどき残酷なのです。
 

頑張ってもがんばっても、

答えてくれないことが多いのですが、
 

広い広い平野で、たった一個のいのち、

目立って仕方ないのです。
 

誰にも似てなくて、

みんなと全然違うので、

目についてしまうのです。
 

すると、水の神様も気になって、

結局、いのちの源をあげてしまいたくなるのです。
 

そうやって、育っていった一個のいのちは、

ほかのいのちを生み、

大事に育ててくれた人に恩返しをしたのです。
 
 
 

 



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