よるになってみえる星はどこからどこまでぼくのもの？

よるになって見える
星ひとつひとつが、
きみのことを知っている。

窓をあけて、
まわりをみたら、

いのちのかずだけ、

形も色もにおいもちがう
星がこっちを向いて
きみのやることを見てる。

きみのことは、
ドッペルゲンガーみたいに、
きみのこと、よくわかってる。

一歩あるけば、
星がキラリと変身する。

一歩あるけば、
すべてが変身した星と出会う。

そうやって、
ずーっと動いて、

終いには、

「ぼくの星は、
いったいどこからどこまでだっけ？」

ってわからなくなるんだ。

それが
ふしぎなことなんだけど。

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