スノードーム


外にでると、
一番近くの山から
何やらキラキラとしたものが、
出ていて、

見上げると、

虹のような、
天の川のような、
雪の橋がかかっている。

もし、渡れても、
踏み出した瞬間に消えてしまいそうだ。

キラキラとぼやけて、
ドラゴンの雲も見えている。

強い風が吹けば、
このドームは
一瞬で消えてしまうだろう。

息をするのも、
おしいほどのキレイさなのだ。

ぼくは、細い息をつくと、
その息が帽子をドームの外へ
連れて行ってしまった。

戻っては来ない。

うらやましい気持ちがこみ上げてきて、
ぼくも連れて行ってほしくて。

もしも、この星が
大きなスノードームだったら

この輝きの膜を突き抜けて、
何かを届けたい。

雪か星かその輝きと儚さが、
誰かの心にも降り積もって、
暖かい恵みになりますように。と、

願いを込める
一瞬の雪の舞い上がり。

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